「2ちゃんねるはリアルとうまくやっていけるのか」さわりだけ

  • 人々の2ちゃんねるのイメージはよくない。
    • 西鉄バスジャック事件が発端。「ネオ麦茶」
  • しかし2ちゃんねるは多種多様な人が多種多様なカテゴリにやってくるのであまりにネガティブなイメージは本質を捉えていない。
    • 1000万プレビュー。今や15人に一人は2ちゃんねらーでもおかしくない。
  • それを象徴するかのように今2ちゃんねるネタは意外なほど巷にあふれている。
    • 大学のラウンジではニコニコ動画を見る姿も多くなった。(男が多いが)
    • wwwwなどの2ちゃんねる用語がネット上(たとえばミクシィ)に飛び交っている。
      • 用語の発祥ははんぶんどうでもいい。
      • 今使われている2ちゃん用語がリアルタイムに外部でも使われていることに注目の値がある。
    • テラ豚丼」炎上など、現実世界に影響を及ぼすものも。
  • みんな2ちゃんねるは後ろめたいもんじゃなかったの?
    • 後ろめたさは無くなってはいない。
    • 2ちゃんねるがマジョリティになる事などありえない。
      • 2ちゃんねるがマジョリティになったときは、新たなマイノリティの場がどこかに出来るだろう。
    • しかし、後ろめたいからといって無視できない存在になってきている。
  • 2ちゃんねるの後ろめたさ、アングラさはそのままに2ちゃんねるの外でいろいろな事が起こっているのではないのか。
    • そのいろいろ起こっていることが再帰的に2ちゃんねるを変質させる可能性はある。
  • どのような変化が起こりうるか。(考えられるゴール)
    • 2ちゃんねるで話題になった事が、現実社会でもそれなりに伝達される社会。(たとえば女の子の話の話題に上ったりとか)
    • 2ちゃんねるはテキストによる匿名コミュニケーションに今以上に特化していく。
    • 2ちゃんねるをやってる事が比較的マイナス要素にならない社会。
    • みんな隠れ2ちゃんねらな社会。日本のタブーとかはみんな知ってるんだけど建前なリアルな社会では言わない。
  • 上記のことを踏まえ私のこの問いに対する仮説
    • 2ちゃんねるの言説がマジョリティになることは考えにくいが、さまざまな媒介要素を通して、2ちゃんねるは、よりWeb空間に開けたものになり、
    • 「人々が2ちゃんねるに触れる機会は直接的であれ間接的であれ増える。

(考え中)

  • 2ちゃんねるが現実社会に及ぼす影響を考えるときに、いわゆる言論的な部分と文化的な部分は分けて考える必要がある。
  • まずは言論から。
  • 2ちゃんねるが日本のネット言論、サイバーコミュニケーション空間に君臨する時代は終わった。
    • SNSその他Web2.0的なサービスはいくらでもサービスを開始している。
    • 匿名性を嫌う人だってもちろんいるし、
    • 同じ言論を吐くにしたって顕名性の担保されているblogで吐いた方が建設的だし、社会的なリターンも見込める。
  • しかし2ちゃんねるに代表されるアノニマスなコミュニケーションの持つ独自性というのはおそらくこれからも一定の需要があると思う。
    • 言いたいことが言えるし。
    • むしろその台頭してきたCGMの存在が、内に閉じこもっていた2ちゃんねるのコミュニケーションを
    • より広範なWeb空間に開放している向きがあるように思う。
  • つまり2ちゃんねると、ごく普通なネット言説空間をつなぐハブの役目を果たすサイトの存在が、2ちゃんねるの中の言説を外に発信していくことにつながったわけである。
  • これはでかい。
  • それにはどういうものがあるか。
  • 例。
    • 2NN
    • まとめサイトorWiki
      • 2ちゃんねるで話題になったことを一人、あるいは不特定多数でまとめる。
    • こぴぺblog
      • 2ちゃんねるで話題になったことを、めぼしいコメントと一緒にblog形式で紹介。
      • 管理人の主観が介在する。
      • (アフィリをめぐったごたごたがあるけど、2ちゃんねるで稼いでる人なんてごまんといると思う)
    • 意外にSNSのニュース欄
      • 勿論2ちゃんねると直接のリンクでつながっているわけではない。
      • しかし上記のようなサイト経由で話題になった情報をごく一般的なネットユーザーに伝達するという意味では大きな存在。
    • 現実社会では、2ちゃんねるのスレをそのまま単行本化した本がコンビニにおいてあったりする。


↑今ここ。あと1週間だぜ。間に合わせるんだぜ。