プログラミングに絡めてパンドラプロジェクトという誰も知らないゲームの話でもしようか

 さっきのプログラミングの話に絡めてもうひとつ。
 これ絶対知っている人っていないと思うんですけど、*1親にプレイステーションを買ってもらったときに、親が一緒に買ってくれたソフトに「パンドラプロジェクト」っていう名前のゲームがあったんです。これ誰か知ってたら神ですよ。ぐぐっても絶対出てこないですよ。出てきても3桁ぐらいかな。超ロングテール。めちゃくちゃマイナーなゲームです。作った会社がチームバグハウスとか言う名前だった気が・・・。96年のソフトなんで画質もよろしくないです。
 四足や人型や車やキャタピラやホバーの形をしたロボットがいて*2、それを購入して、チームで戦わせて、地区大会全国大会世界大会を勝ち進んで、それが終わるとミッションみたいなのをクリアしていって、最終的に死神みたいなホバーロボットを倒して、一応エンディングがあって、また地区大会から・・・・っていう、言っちゃえばそれだけのゲームなんですけど。
 それがもう小学生泣かせというかなんというか、擬似プログラミングみたいなことをさせるんですよ。それぞれの機体のボディーと武器にそれぞれロジックを割り振ることができて機体はそれで動く。サーチしたり、攻撃したり、回転したり、前進したり、ちょっとした計算したりできるような、「パレット」と呼ばれる、行動を指示するボードを矢印でつなげていってロジックを書いていくっていう凝ったつくりになってました。

スタート→
自分をサーチ→
自分の武器の射程距離をAに代入→
前進→
一番近い敵をサーチ(ここで敵のデータ(方向とかHPとかいろんなこと)が指定のメモリに格納される)→
敵の方向に回転→
敵との距離はAより大きいか?
YES→前進→スタートに戻る
NO→攻撃→スタートに戻る 

 まぁ大まかに言うとこんな感じでした。さらにサーチしたデータが機体や、チーム内で共有できるのでやろうと思えば機体同士が連携した面白い動かし方ができる。そういう意味で奥の深いゲームでしたが、なんせ当時小学生の僕にはフルに使いこなすおつむはありませんでした。何を思ってお父さんはこんなゲームを買ってきたのかと問いたい。小学生にやらすもんじゃない。実際面白さがわかってきたのは中2ぐらいからで、それからもしばしば引っ張り出してきてはやってました。先見の明があったというかなんと言うか、このゲームが自身初めての「プログラミングっぽいもの」に触れた体験だったんだろうかなと今になって思います。このゲームでうまい具合にロジックができて敵を倒せたときの達成感はプログラミングのときのそれに近いものがある。今もたぶん実家にありますがどこに行ったかは知りません。
あぁこんなんかいてる場合じゃない課題しなければ。

追記
さっきググってみたら700件そこそこありました。google:パンドラプロジェクトでもやっぱり糞ゲー評価が多かった。わざわざここの場で取り上げるほどのことでもなかったかな・・・。それでもこれ見てるとまたやりたくなってくるから困る。似たようなゲームにカルネージ・ハートってのもあるらしい。

*1:知ってたら言って下さい

*2:タイプによってそれぞれ特性があって、例えば人型は移動しながら攻撃できないとかホバーはHP低いとか車は旋回はできるがその場回転ができないとか、そういう設定はやたら凝ってたし、勝ったら敵の機体と1体交換できるシステムもあり、ゲームとしてのクオリティはやっぱり高かったのかなぁ