school daysはヒットするべくしてヒットした(「ざまぁwww」的な意味で)

 なんだか最近話題になっていたので遅ればせながらschool daysをみた。ちょうどニコ動にまとめ動画があったので、これしか見てないので詳しい話までは把握しきてれませんが大体のあらすじはわかった。
何も知らない人でも見れば解る「誠氏ね」 Ver2.0
まずえろいアニメだと思った。次に、誠氏ねの意味がわかってよかった。誠氏ね。氏ねでなくて死ね。

わからない人のためにゲーム版ですがwikipediaから概要を引用します;

発売前から三角関係を主としたシナリオだと思われていたが、実際はその予想を遙かに上回るものだった。他作品に比べて全体的にいわゆる「修羅場」と呼ばれるシーンが多く、それによるバッドエンド時のクライマックスにおけるグロテスク過ぎる描写により、プレイすると鬱な気分になるゲーム「鬱ゲー」として注目を集めた。更には、バッドエンドがどう贔屓目に見てもハッピーエンドより気合いを入れて作られている為、バッドエンドこそが正しいエンディングという声もある。

 誠のへたれというか無責任っぷりはいうまでもないんだけど、それ以上に特徴的だったのがこのアニメの特に後半のほうから見え隠れする「修羅場」的な要素だった。愛欲だとか三角関係だとかいじめだとか女の憎しみだとかサスペンスな要素だったりとか。誠死ね、はいうまでもないけど、まるでごきげんようが終わった後の昼ドラマを見ているような感覚も一緒に味わった。
 wikidediaの記述によると、昼ドラの特徴はどろどろとした愛憎劇であるという。
 school daysはあからさまにインパクトの強い、昼ドラ的な、どろどろとした愛憎劇的な要素を含んでいた。これは今までのアニメの中のジャンルとしては新しいものではないのだろうか。*1友達いわくNANAも最近どろどろしてきたというし、増田にはschool daysをめぐって彼氏と別れちゃった女性の話が載っていたし、アニメのメロドラマ化はもしかしたらひとつの流れなのかもしれない。
 これまで昼ドラというと主婦が見るイメージが強かったんだけど、隠れ昼ドラファンとか、昼ドラ的などろどろした展開を好む層はもっともっといるのではないのだろうか。特にアニメ、2ch辺りに精通しているオタク層。
 彼らの行動の基本理念のひとつにあるのは「他人の不幸は蜜の味」ということ。ようは「ざまぁwwww」という感情。この感情でもって当て逃げ事件などさまざまな炎上が起こっている。彼らが修羅場が嫌いなわけがない。実際昼ドラを見ているオタクもいるのではないかと思うくらい。みんな、ネタとして小沢真珠とか好きなんじゃないのかなぁ。
 実際上記のニコ動でも、誠が刺されたシーンでは「ざまぁwwwww」「すっきりした」というコメントが山のようについていた。まるでヘマをしたDQNな人が「炎上」に遭っているのと何にも大差ない光景である。*2
 実はschool daysで「誠死ねww」とか言っている人は実は他人の不幸、修羅場が見たいだけだったりするのではないのか。時代が、修羅場を求めているような気がする。みんな、「ざまぁwww」って言いたがってる。school daysがこれだけ話題になっているのも、「他人の不幸は蜜の味」という概念をしっかり押さえているからだ。

つまり
  • 昼ドラ=愛憎劇=修羅場=他人の不幸は(ry=ざまぁww=炎上好きな2chねらー

∴昼ドラ的などろどろと炎上好きな2chねらーの親和性はある

  • schooldays=アニメ+ざまぁ的要素=どっちも2chねらーの好物=ヒット

∴昼ドラ的なアニメはヒットするにちがいない!!。 


 さっきニコ動で昼ドラで検索したら39件見つかった。うーん、微妙ww

*1:アニメには全く明るくないので詳しい人ほかにありましたら教えてください

*2:前者のほうがリアルに働きかけない分健全なような気もするが