ネットにおいて「匿名性」と「コミュニティの人数」は比例しているのが好ましいのではないか説

 
 匿名であることと、実名であることにはそれぞれいい面と悪い面があると思うんですが、このうちどちらが際立つかって言うのは、そこにコミットしている人数によって決定されるのではないかと思うんですよ。
 裏サイトは匿名性が高いにもかかわらずコミットしてる人数が少ない*1から特定の人物の誹謗中傷が書かれる事態になってしまって、それがリアルにも深刻に影響を及ぼしている。そもそもコミュニティの人数が少ないなら匿名である必要性はあまり無い。
 かたやmixiのようなSNSは、人数の少ない初期の頃こそ実名の利点を生かした運用ができていたが、人数が多くなるにつれて、炎上したり、個人情報が悪用されたりといった矛盾を露呈するようになった。
 2chは、やはり匿名性の負の部分である誹謗中傷が多いが、それ以上に「内部告発できる敷居が低いので、社会の問題意識を共有できる」という匿名性の正の部分も生きてると思う。
 「匿名性」と「コミュニティの人数」は比例しているのが好ましいのではないか。仮説です。
追記:はてなは上の図で行くと、比例の「例」の字あたりに位置しているんじゃないですかね〜。

*1:しかもナイーブだ